to Home!!
2章
それから荷物が届いたと
朝、連絡がはいったから


私は一人で取りに行こうと支度をしていた時…


ガチャ


「未裕ー、なーにしてんの?
ずっと部屋にこもって……
って、どっか行くの?」


きっちり身なりを整えていた私を見て、祐也さんは目を瞬かせた。


「あ…うん。荷物取りに行ってくる。」


「え?まって。俺も着いてくよ。」


「えっ、いいですよ。それだけに付いてきてもらうのは悪いし…。」

「んなこと気にしてるんじゃ、ルームシェアやってけないよ?」


…祐也さんの優しさに甘えていいのかなぁ…。


「じゃあ、お願いします。」
「てか、敬語!!」

あ…やってしまった…。

いつの間にか戻っている敬語口調を指摘されてしまったのだった。

──


「みーひーろー!こっちこっち!!」


「あっ…」


私たちはあれから荷物を取りに外に出ていた。


てか、人多すぎー…



ちゃんと歩いてるつもりでも、気がつけば祐也さんからだんだん離れていく。



あぁ…

また離れてくー…


まぁ、人が少なくなれば祐也さんを見つけられるよね。



「なー、みひ…って!!えぇ!?」
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