【長編】私とあなたは、恋をしない。
私と瑞希は、委員会の話をバッチシ聞きながらも変にイチャイチャしていた。


軽く手と手を絡めたりと。


何も言わずに大切な存在だって。


晋平、いいかな?


止まらない想いを止めるのはやっぱり晋平で。


怖いんだ。


晋平より先に踏み出すことが。


晋平の弱さをわかっているからだけど。


瑞希、お願い。


瑞希から、踏み出して。


私からは、踏み出す勇気は、まだないから。


瑞希、言って。


私に期待だけじゃなくて、確実な言葉を。


そしたら、戸惑わずに飛び込むから。
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