【長編】私とあなたは、恋をしない。

あなた-晋平 side

「「「キャー、晋平くん。」」」


昨日、落ち着けた気持ちから一気にテンションは下がる。


やっぱり、珠李は、違うな。


俺の大事な幼なじみ。


そして、心の彼女。


「朝から、すげぇなぁ。」


「佐助か....」


「テンション、低っ!」


朝からテンションの高い佐助に呆れるよ。


「佐助は、テンション高すぎだから。」


「けど、あっちの学校もヤバいんじゃないか?」


あっちの学校?



なんの話しだ?


俺は首を傾げた。


なんかあったっけ?



「今日は、バスケの練習試合だよ。
日向高校と。」



「日向?」


俺は、日向高校と聞き、珠李を思い出した。


今日は、珠李と一緒に帰れる。


嬉しさが募る。


さっそく俺は、珠李にメールした。


TO 珠李
珠李の学校で、練習試合だった。
一緒に帰ろうよ。


珠李だけが、俺を素にさせてくれる。


さっそく珠李から返信のメール。



FROM 珠李
うん。
公に応援は、できないけど応援してるからね。



ありがとう。


珠李の応援があれば、頑張れる。
< 9 / 233 >

この作品をシェア

pagetop