太陽

甘さ





あれから1年後。


私と陽太は高3の1月を迎えた。



「ありがとうございました。」



最後の大会は全国大会ベスト8という好成績で幕を閉じた。




たとえマウンドへ立てなくても、陽太の野球魂が消えることはなかった。




「もっとレフトしっかり!!」




「はい。」




「サードとセカンド間隔開けろよ!」


「はい。」



陽太の声が戻ったマウンドは活気で満ちていた。








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