恋する心は“あなた”限定

丁寧にラッピングをした袋の上に、昨日の夜に書いた理緒へのバースデーカードを添えた。


あとは…渡すだけ。


緊張しちゃうな……。


ラッピングした袋を、更に手提げ用のクリーム色の紙袋に入れ終わる頃には、もう学校に行く時間になっていた。


カバンを持って、慌てて家を飛び出す。


すっかり寒くなった冬の空に白い息を吐きながら、学校まで走った。



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