恋する心は“あなた”限定
マジかよ…。


思わぬ展開に、気持ちが高ぶる。


あまり浮かれないようにと、心を落ち着けながら、由優の隣の席へと向かった。

席に座ると、由優はアタフタしながら俺の机の方に視線を送っている。


どうやら紙に書かれている番号を確かめたいようだ。

俺が席を間違えてるかも…なんて思ってるんだろうか…?


ちゃんと番号を確かめて座ったことを伝えると、由優は気まずそうに俯いてしまった。


何やってんだ、俺。
今の言い方、かなり素っ気なかったじゃねぇかよ。



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