大切な大切な幼なじみ

入学式②




「でも、お前はそうやってずっと幼なじみでおる気?」



哲理の言葉で俺は現実に引き戻される。



「告白して振られて今みたいに楽しく話せなくなるんやないかと思うとこわいんよ・・・」


「翔太の心って意外にデリケートなんやね」


「意外は余計」


「はは・・・あ!先生来た。じゃあ、とにかく頑張れよ☆」



そう言い残して哲理は席に帰っていった。


俺は、桜の席を見る。


哲理の後ろか・・・桜の後ろは・・・知らん奴。


俺は座席表を見てみた。



「守口駿・・・聞いたこともないし・・・」



俺は改めて周りを見渡し


重要な事に気づく。


隣の小学校から来た男子の目が


ハートになっとる!!!!



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