桜のパラソル
普通の高校生活に憧れていた

部活して汗流したり

文化祭で遅くまで教室に残って作業したり

体育祭も頑張って…


考える度にむなしくなる
「青春」


こんな言葉が頭から離れなかった


とある雨の日

俺は雨の日は必ず遅刻する
傘を持ちながら自転車に乗るのは困難だからだ

その日は自転車に乗らず歩いて学校に行った

案の定遅刻する

「お前二年になってから遅刻しすぎだろ。留年するぞ」
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