カエルの王子様
「お前?
もしかして木に登ると、
思っているのか?」

「悪いか!!
俺はカエルなんだ。
鳥と違って飛べない。」

俺は文句を言うと、
エンゼは悲しい言葉を
言ってきた。

「俺も飛べたら、
もっと楽だろう・・・。」

「飛べないのか?」

「ああ。
魔法のせいで飛べないんだ。
少しは飛べるけど、
長くは無理なんだ・・。」

俺はエンゼを傷付ける
つもりはなかった。
城の中で暮らしていた
俺にとって村の生活を
全く知らなかった。

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