シムーン

愛及屋烏ー全てが全て愛しくて仕方がないー

目を開けると、視界に君が入ってきた。

俺の腕の中にいる彼女――真希は、静かに寝息を立てながら眠っていた。

やっと、結ばれたんだな。

やっと、俺のものになったんだな。

そう思うと、自然と笑みがこぼれ落ちてくる。

彼女の存在――全てが全て、愛しくて仕方がない。

茶色の髪に手を伸ばしてなでてやると、
「――んっ…」

彼女が声をあげた。

起こしたか?

そう思っていたら、彼女が目を開けた。

「おはよう」

俺が言ったら、
「――おはよう、ございます」

彼女が言った。
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