シムーン
けど、皮を剥がせば自意識過剰のわがまま娘だ。

世界の中心は自分で回っているのだとでも言うような、俺の嫌いなタイプの女だ。

「何のマネだ」

俺は言った。

「えっ?」

目の前の女は首を傾げるてとぼけた。

その態度に頭に血がのぼりそうだ。

「メール、何のマネだ」

「ああ、それ」

彼女はふうっと息を吐いた。

「あなたがあたしのものになってくれないからよ」

あたしのものになってくれないから?

寝言を言っているのかと思った。
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