アリィ


その夜、父は予告通り帰らなくて、私はひとり戦利品の夕飯を黙々と食べた。


苦労して手に入れただけあって、非常に充実感。


人から見れば寂しい食卓かもしれないが、私には至福のひとときだった。




でも、それは本当に、ひととき、で終わってしまった。


なんとなく違和感のあった下半身が、徐々にしくしくと痛みだしたのだ。


腰がすごく重い。


股を無理矢理開かされるような感覚に襲われる。


これが、世に言う生理痛というものなのだろうか。


まさか自分がそんな体質であったなんて。




まったく予想だにしなかったそれは、この体をひどく痛めつけ、

私は現状を受け入れられないまま、せっかくの休日を終始ベッドの中で過ごすことになった。
< 43 / 218 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop