恋愛小説家のススメ!
ウチの学校は、進学校として有名だ。

スポーツや芸術方面でも強く、県内では1・2を争う。

そんな学校の生徒会は、言わばウチの学校の顔。

成績面で優秀なのは当たり前で、カリスマ的で美形であればなお良しという、厳しい条件付だ。

生徒会室は五階の一番広い部屋が割り当てられている。

私はズカズカと歩き、生徒会室の前に来た。

ノックをし、

「2年G組の里桜です」

と声をかける。

間も無く扉が開いて、一人の少年が私に頭を下げる。

「いらっしゃいませ、里桜さん。本日はどのようなご用件ですか?」

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