まーくんの部屋
prologue



・‥…━…‥・‥…━…‥・



冷たい空気に包まれる。

身震いしながら細い通路を抜けると、

その空気は暖かいものに変わった。



到着ロビーには、

延々と白い廊下が続いていた。



一面のガラス張りを見ると、

青い空には雲ひとつなく、晴れ晴れとした天気だ。



とても気温は低いけれど、

日光で照らされたところはあたたかくて気持ちいいだろう。





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