デート

当日。
遥斗の補習が無い日曜日に、
彩はデートを決行した。
行き先は遊園地。
映画も考えたのだが、
別に見たいものも
なかったので遊園地にした。
遥斗は彩より
30分遅れてやって来た。
直前に用事が出来て、
それを片付けてから
出発したからだ。
「悪い、遅れた。」
「ううん、大丈夫。」
彩は微笑むと、勇気を出して
遥斗の手を握って歩いた。
遥斗は多少戸惑いながらも
特にほどく事はせず、
されるがままだった。
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