君が、イチバン。
ーーー

「彼氏出来た!」


瑛ちゃんちから出て、真依と連絡を取るといつものカフェで開口一番、真衣は照れながら言った。

「いきなりだな!」

初耳も初耳だ。あんだけ一条さん一条さんて騒いでたのに。え!もしかして一条さん?

私の質問に真依は溜め息をつくと、

「…岡本さん。」


えぇ!?

「岡本さん、ってあの?Laiの?カラオケの?熊さんの?」

「熊さんってなによ、そうその岡本さん」


あの無口で無骨な彼を思い出す。いつどこでどうそうなった⁈一条さんとまるきりタイプも違うでないか。


「あのね、言いたい事は分かるよ」


うんうん、と頷く真衣。

「恋ってさ、唐突に。意外な所から落ちてくるのよ」

なんかのフレーズみたいなセリフを並べて真衣は頬を染める。
まさに恋する乙女降臨だ。


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