御曹司が恋したお姫様!?㊤
いったい、誰が想像しただろう?
当のあたしでさえ、まだ夢見心地なんだから。
でも、きっともしあの時断っていれば、潤のことは大嫌いなままだったんだろう。
「あの時、美織ちゃんが後押ししてくれた。
だから、あたしは今ここにいるの。
…それに、これでもすごく幸せだから。
こんなうっとうしいオレ様野郎だけど」
「華憐………」
「優しさには全然欠けてるし、同じオレ様の類なら本来は信長様なんかがタイプなんだけど」
付け加えたあたしの言葉に、美織ちゃんがクスクスと笑った。