御曹司が恋したお姫様!?㊤
「そんな………、恐れ多くて…」
優梨亜がそう言うと、小鳥遊さんがしゅんとした表情になった。
美織…って、呼んでほしいのかな?
「いいよ!
美織ちゃん…って呼んでいい?
あたしのことは華憐でいいよ」
「本当ですか!?」
「うん。
あ、あと敬語は禁止ね。
同い年なんだから、気軽に話そうよ」
あたしが笑顔で言うと、優梨亜もそれに続いた。
「…そうね。
小鳥遊様だけ特別扱いはおかしい。
あたしも美織ちゃんって呼ぶから、優梨亜って呼んでくれる?」