御曹司が恋したお姫様!?㊤
何故だか優梨亜は心配そう。
「私、ついてく」
「えっ?
美織ちゃん、いいの?」
「じ…じゃあ、あたしもついてく!!」
…こうして、あたしは廊下側まで優梨亜と美織ちゃんとやってきた。
「…何かご用でも?」
「用…ってわけじゃねぇんだけど………」
なんなのよ、コイツ…。
用もないのに呼び出すなっつーの。
「ごめんね?
迷惑だったでしょ」
「いえ…」
優しい声が聞こえて、城ヶ崎潤の隣を見た。