御曹司が恋したお姫様!?㊤
──…やがて着いた場所は………、
「ここだよ」
「……………っ!?」
いかにも派手で豪華な部屋………。
…ってか、どこよ?
この部屋は。
「【VIP ROOM】。
オレか伊織か美織、3人しか入られない部屋」
城ヶ崎潤が説明した。
よく見れば、指紋認証らしき設備が施されている。
「まぁ、今まではオレたち3人の部屋だったけど。
………華憐ちゃん、ここに指をかざしてみて」
「こ…こうですか?」
あたしが指をかざしてみると、自動でドアがひらいた。