愛のトイレで危機一髪?
問題編
仕事を定時に終えた日の夕日は
なんでこんなに綺麗なんだろう?


テツヤはそう考えながら
自分のデスクにあるパソコンを切った。



ブラックアウトする画面を見届けた
テツヤはオフィスを出て歩き出す。


自然と出る鼻歌。


心なしか足取りはスキップ。


そう。
テツヤは機嫌が良かったのだ。



「で、で、デート!
今からデート!


ふふふ~ん!むっちゅ~


やった!やった!」



常人にはまったく理解できない
鼻歌を口ずさむテツヤ。


すれ違う人たちがくすくす笑う。

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