《続》気まぐれ王子様と甘い恋






「りく………くん」




「詩音……可愛いよ」



璃久くんは遂に私の上着に手をかけ脱がした。





もうダメ!!…と思った瞬間




ドスンッ!




と鈍い音がした。





「なにしてんの!可愛い詩音ちゃんに朝っぱら手出すなんてっ」




片手に璃久くんの鞄を持っている圭織さんが仁王立ちをしていた。



「いてぇー…」



「詩音ちゃん大丈夫?」




「あっ………はい。大丈夫です」





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