せーしゅん。【短編集Ⅲ】
「そう、今のあたしは本当のあたし。
お前が今まで見ていたセツナは偽者。
まぁ、猫かぶりだ。」
俺は目を瞬きする。
「おしとやかのセツナは"作"・・・
男っぽい今のセツナは"内"・・・。」
「お、良い例えじゃん♪」
"内"のセツナはふふんっと鼻を鳴らす。
「だったら、本当に俺の事好きなの?」
今にも泣きそうな俺が聞くと"内"のセツナは
「っな、わけねぇーじゃん。」
っと軽い口調で言った。
「じゃ、何でOKしたんだよ…。」
もう本当、泣きそうだ。