せーしゅん。【短編集Ⅲ】


教室で席に座る生徒の目線が痛かった。


俺と早川は眼を伏せて中に入る。



「今まで何してたんだ!!」


うぐっ。


俺と早川はとっさに

「ごめんなさい!!!」と頭を下げる。


鬼藤は罵声を上げる。


「授業の鐘はとっくに過ぎてるぞ!!」


「すいません」


セツナは冷静な口調で謝った。


その凛とした声に鬼藤は怯む。


< 37 / 114 >

この作品をシェア

pagetop