せーしゅん。【短編集Ⅲ】


僕は一応、頭がいいほう。


べつに自慢じゃないけどね。



というかそれ以外に自慢するものはない。



それなのに…



この問題よりも難しいもの。



勉強よりも難しいもの。



僕の前に今、立ちはだかっている。



「あ」



計算を間違えてしまって消しゴムを求めた。



目の前のキヤの消しゴムが目に入り僕はそれをお借りすることにした。



…あれ?


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