お隣りは先生!?
安東隆海サイド

ガシャン!

突然物凄い音がしたから、俺は慌てて目を覚ました。

というか、いつの間にか寝てたんだな......俺......

ふと、顔をあげると、そこには七瀬がいた。


何で......いるんだ?


七瀬はみるみる泣きそうな顔になって、その場に崩れ落ちた。


そして

「目も合わせてくれないし、避けられるのは辛いんです!」

と泣きながら俺に訴えた。



......元の教師と生徒に戻ろうと言ったのは俺なのに......


俺は、七瀬を避けちゃってんたんだな。

それで、余計七瀬を傷つけていたんだ......


俺は七瀬を強く抱き締めた。

「ごめんな。明日からは、元の俺に戻るから......だから今はもう少しだけこのままでいさせてくれるか?」

俺が聞くと、七瀬は黙って頷いてくれた。



馬鹿だな。七瀬......

俺なんか早く忘れて、無視してくれれば良かったのに。

俺は

まだお前が好きだって、気付いちまったじゃないか。


なぁ......七瀬?

お前に迷惑はかけないから、好きでいて良いか?

大好きなんだ......

どうしようもないくらい......
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