銀の姫~最終章~




「サライナ
取ってよ」


「・・・」


目を背ける
サライナ


はあーー

心の中で
ため息を
ついた

まったく
いいかげんに
してよね


「・・・
死にたくないでしょ
さっさとこれを
取りなさい」


私がそう言うと
サライナは
拗ねた子供の
様な顔をして
私の手首に
手を近づけていった


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