REVERSIBLE



切ない気持ちが沸々と
   あたしの胸を締め付ける


(また…弥雲の事考えちゃった)


涙を堪えて煎れたての
       紅茶を口に運ぶ


「お嬢様。どうか
      なさいましたか?」


「どうして??」


「悲しそうなお顔でしたので」


彼ゎそう言ってあたしに
    ニカッと笑って見せた


不思議な人


それが剛さんの第一印象だった


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