To Heart
今日は「あの人」の姿を一週間ぶりに見つけることが出来た。
彼女は今日も、背筋をピンと伸ばして本を探している。
彼女はどんな人なんだろう?
彼女はどんな声をしているのだろう?
どんな風に話すのだろう?
話したこともない相手を好きになるなんて、あり得ないと思っていた。
僕に近づいてきては、勝手に幻滅して去っていく女の子たちと一緒で、自分の中で勝手な理想の人物像を作って、盛り上がってしまっているだけなのかもしれない。