To Heart
「あ、うん……」

僕はノートをとりながら、真美子ちゃんの方を見ずに答えた。

「マミ、今度お茶しに行こうかな~! 啓太くんの制服姿もみたいし~!」

真美子ちゃんはそう言いながら、組んだ腕を机の上に乗せ、覗き込むような上目遣いで僕を見る。

真美子ちゃんは、自分のことを「マミ」と呼ぶ。雰囲気とは合っているので鼻に付く感じではないが、「女の子」「女の子」しすぎて僕は少々苦手な感じだ。

「行ってもいい?」

更に『おねだり目線』を送られ、恥ずかしさから顔が熱くなる。
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