To Heart
僕は今まで間抜けなことに、彼女に付き合っている人がいるなんて考えてもいなかった。

視界に入りたいとか、話がしたいとか、そういったことばかり考えていて、彼女の状態など考える余裕はなかったのだ。

彼女と付き合いたいとか、具体的に考えていたわけではないにせよ彼女に恋人がいるというのは、かなりショックだった。

先程までの浮かれた自分が、間抜けに思えた。

その夜僕は、なかなか寝付くことが出来なかった。



< 62 / 171 >

この作品をシェア

pagetop