★あいつは教育係☆
「なんですか?雅哉さん......」


俺がそう言うと

雅哉さんが一つため息をついて

「お前さ、綾菜ちゃんの事が好きでしょ?」

と聞いてきた。


は?

いきなり何聞いてくるんだ!?

俺が黙っていると

雅哉さんは

「どうなの?好きじゃないの?好きなんでしょ?」

としつこく聞いてきた。


俺......

俺は......

「アイツが好きです。」

うん。好きなんだ。

俺がそう言うと

雅哉さんはホッとしたように笑顔を見せた。


「綾菜ちゃんに好きだって伝えないの?」

伝えたい......

でも......

「アイツは昔、雅哉さんが好きだったんですよ?」

俺がボソッと言うと

「あぁ!知ってたよ!」

って......

へっ?

知っていたんですか?

「綾菜ちゃんは分かりやすいからねー。......だから分かるんだよ。今、綾菜ちゃんが好きなのは、俺じゃなくて信次だよ?」


「......俺......?」


「そっ!モタモタしてたら、アレン達に取られるぞ!男なら、根性みせろよ!綾菜ちゃん......きっと待ってるから。」


そう言って雅哉さんは一足先に会場へ戻って行った。


ちゃんと......

言おう......

自信はないけれど。

アレンさん達に取られてたまるか......


俺はそう思い、会場へ戻って行った。



~ハロウィンパーティー時、相原信次の裏側~
< 58 / 94 >

この作品をシェア

pagetop