ソプラノ
朝、明るい光が顔に当たっていることに気付き、俺はベッドの上で体を起こした。




壁全体が真っ白だ。




「ぁ~、眩しい・・・・」





俺は重い瞼を擦る。







―朝は苦手だ。



・・・明るい光が特に。



眩しくて目がおかしくなりそうだ。



さんさんと射し込む光を浴びる。


俺は病室の生暖かさに嫌気が差し、窓を開けた。







桜の匂いと共に、今日も花びらが舞っている。




「あったけーな今日は・・・・」


しばらくぼーっと外を眺めていると、「コンコンッ」とドアをノックする音が聞こえた。






「おはようございます!ぐっすり眠れましたか?朝の検査しますね~」




病室に入ってきたのは、担当の看護師だった。




「あぁ・・・はい」



―“まだ眠い”





そんな俺の耳に聴こえてきたのは、また、あの“ソプラノ”の声だった。






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