君の全てを

｢ねぇ、何で皆居ないの？。｣

｢俺が皆に頼んだから。｣

｢何で?。｣

｢だって俺らの時間をだれにも邪魔されたくないだろ?。｣

さっきっからニヤニヤしてる。
ある意味不気味ですけど?

はぁ 私はため息をつきながら、お弁当をひろげた。

｢夏目?｣

｢うん?｣

多分私がその時油断していたのだろう。
私の唇は彼の物になっていた。

｢んんん！？｣

｢隙がありすぎなんだよ。｣
彼がまた笑い始めた。

｢ビックリした?もしかしてファースト?｣

｢だったら何なのよ。｣

｢じゃあ俺は夏目のファーストキスを奪えたんだ。｣

彼はにっこりと笑った
かっ可愛い。
こんな顔するんだ
私は彼のほんの一部を
知った。