忘れられない人
今は、こうやって凌が時間を作ってくれて、”二人”で会えるだけで幸せだった。

これ以上を急激に望んだら、パッと凌が離れていってしまいそうで・・・正直怖かった。

18時半よりも少し早めに朝霞駅に着いた。

もちろん、まだ凌の姿はない。

『朝霞駅に着いたので、駅前のコンビニにいます。咲妃』

凌にメールを送ると、私はコンビニで雑誌を立ち読みし始めた。

しかし、15分を過ぎても、凌からは何の連絡もない。

まさか、忘れてないよね・・・?

凌の携帯に電話をするが、直接留守電につながってしまう。

うーん、どうしたものか。

コンビニにもいづらくなり、私は暑い中、外に出た。

駅の前で、待つこと10分。

ようやく凌から電話が来た。
< 93 / 194 >

この作品をシェア

pagetop