忘れられない人
「そうだなぁ・・・。買い物するときくらいかな。バイクじゃ荷物が積めないんだよね。だから、乗る率は圧倒的にバイクの方が多い。」

凌と話しながら、練馬高野台にあるバイク用品店へと車を走らせる。

ここが凌の馴染みの店らしく、

いつもここで買い物をするという。

私はまったくもって、何もわからないので、とにかく凌におまかせした。

「先にメット見ようか。」

二人でヘルメットのコーナーに行く。

そこにはたくさんのカラフルなヘルメットがきれいにディスプレイされていた。

「オレのメットが丁度よかったんなら、サイズはSでいいと思うんだ。あとは、メットの柄とメーカーで決めるしかないんだけど・・・。」

「藤咲さんのと同じのでいいよ。」

けっこう奇抜な柄が多かったのだが、私は凌のメットみたいにシンプルなモノトーンのものがよかった。
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