僕の三歳の弟
第三章 小学校
そしたら、千尋が走ってきた。
「どうしたの?」
千尋は、すぐに小さいホワイトボードに何かを書いていた。
『はずかしい』
「そっか」
僕は、千尋に向けて笑った。
そしたら、いつもどおり僕に笑顔を向けてくれた。
「さすが兄弟、笑った顔が似てるな」
「な、空夏?」
そう言いながら、空夏ちゃんを見ながら笑顔になっていた。
おきまりなのか?と、不思議に思うぐらい同じように、空夏ちゃんも、笑っていった。
「翼達の、笑顔も似てるしな」
「な、千尋?」
千尋は、笑顔のままうなずいた。
そう思っていたら、空夏ちゃんがこっちに歩いてきた。
千尋の前で、止まって笑顔になったと思ったら、口が開いた。
「空夏と、一緒に遊ぼう?」
千尋は、戸惑っていた。
僕は、千尋の頭を軽く押した。
そしたら、千尋は僕の方を見た。
「行っておいで」
「空夏ちゃん、千尋の事よろしくな?」
「ぅん」
そういいながら、千尋の手を握って教室の方に向かって行った。
「さて、俺達も行くか」
「どこに?」
「どこって・・・・弘明、校長先生の所行って無いだろ?」
「忘れてた!」
「俺も、用事あるからつれっててやるよ」
「ありがとな、翼」
僕は、翼の後ろについていったんだ。
「ここだぜ?」
「失礼します」
「校長先生、千尋の兄をつれてきましたよ。」
「ありがとぅござぃます。」
「あ・優、こんなところにいたのか?」
「杉原さんは、私が呼んだんです。」
「校長先生が?」
「はぃ」
「稲生君」
「はぃ」
「ようこそ、身体に障害がある子が集まる学校へ」
「昨日は、ありがとぅござぃます」
「いえ。」
「さっそくですが、杉原さんを紹介しますね」
「杉原さんは稲生君と一緒で、弟がある事件をきっかけに声が出なくなっています。」
「千尋と、同じで・・・・?」
「はぃ」
「ですから、お互い参考になる事があると思うので、お互い仲良くしてください。」
「稲生弘明です。」
「よろしくお願いします。」
「杉原優です。」
「よろしお願いします。」
杉原さんは、おとなしそうな人だった。
「杉原さん・稲生君・翼君、12時までには、ここに戻ってきてくださいね」
「はい」
そういって、翼と杉原さんと僕は校長室をでて行った。
「どうしたの?」
千尋は、すぐに小さいホワイトボードに何かを書いていた。
『はずかしい』
「そっか」
僕は、千尋に向けて笑った。
そしたら、いつもどおり僕に笑顔を向けてくれた。
「さすが兄弟、笑った顔が似てるな」
「な、空夏?」
そう言いながら、空夏ちゃんを見ながら笑顔になっていた。
おきまりなのか?と、不思議に思うぐらい同じように、空夏ちゃんも、笑っていった。
「翼達の、笑顔も似てるしな」
「な、千尋?」
千尋は、笑顔のままうなずいた。
そう思っていたら、空夏ちゃんがこっちに歩いてきた。
千尋の前で、止まって笑顔になったと思ったら、口が開いた。
「空夏と、一緒に遊ぼう?」
千尋は、戸惑っていた。
僕は、千尋の頭を軽く押した。
そしたら、千尋は僕の方を見た。
「行っておいで」
「空夏ちゃん、千尋の事よろしくな?」
「ぅん」
そういいながら、千尋の手を握って教室の方に向かって行った。
「さて、俺達も行くか」
「どこに?」
「どこって・・・・弘明、校長先生の所行って無いだろ?」
「忘れてた!」
「俺も、用事あるからつれっててやるよ」
「ありがとな、翼」
僕は、翼の後ろについていったんだ。
「ここだぜ?」
「失礼します」
「校長先生、千尋の兄をつれてきましたよ。」
「ありがとぅござぃます。」
「あ・優、こんなところにいたのか?」
「杉原さんは、私が呼んだんです。」
「校長先生が?」
「はぃ」
「稲生君」
「はぃ」
「ようこそ、身体に障害がある子が集まる学校へ」
「昨日は、ありがとぅござぃます」
「いえ。」
「さっそくですが、杉原さんを紹介しますね」
「杉原さんは稲生君と一緒で、弟がある事件をきっかけに声が出なくなっています。」
「千尋と、同じで・・・・?」
「はぃ」
「ですから、お互い参考になる事があると思うので、お互い仲良くしてください。」
「稲生弘明です。」
「よろしくお願いします。」
「杉原優です。」
「よろしお願いします。」
杉原さんは、おとなしそうな人だった。
「杉原さん・稲生君・翼君、12時までには、ここに戻ってきてくださいね」
「はい」
そういって、翼と杉原さんと僕は校長室をでて行った。