私の好きな人

~婚約者!?~



「お袋ただいま」

「拓也!!お帰りそちらの方は?」

「俺の彼女、花だ」

「こ…こんにちは…神崎 花です」

「こんにちは、花さん。さぁあがって」



私は今山田さんの実家に来ています…(汗)
山田さんの家はすっごく大きな家です(汗)
えぇ…なにも言えなくなるような大きさです…(汗)

山田さんの家に入ってソファーに座って待っていると
お母さんがお茶を持ってリビングに入ってきた。



「花ちゃん、あなた何歳なの?」

「え?16歳です」

「そう、高校1年生?」

「あ、はい」

「お袋、俺こいつを嫁にするから!!」

「は?」

「え?」


山田さんはニコニコしながらお母さんに言っている。


「だから、婚約者の話は無しな?」

「そうなの?花ちゃん!!」

「はい!!!」

私はビックリして背筋を伸ばした。

「そう、じゃあ花ちゃん拓也のことお願いね!!」

「あ…は…はい!!」

「お兄ちゃん―こっち来て!!」

「なんだ?」


私は山田さんの後をついて行った。
辿り着いたとこは実紅さんの部屋だった。



< 22 / 111 >

この作品をシェア

pagetop