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「……ん…」



気がつくと
もう外は真っ暗になっていた。

どうやら私は
流の腕の中で泣きながら
眠ってしまったようだ。


今は流のベッドの上にいるけど、
きっと流が運んでくれた。





「流?」


暗闇の中、流を呼んだ。

でも静寂の中、
私の声が響いただけで返事はない。


起き上がって電気をつける。

一気に視界が明るくなって
一瞬また目を閉じた。

すぐに目を開いて流の姿を探す。



流がいない。

どこに行ったんだろう。


携帯は部屋においてあるし、どこかな。

リビングにでもいるのかな。


そう思って部屋から出ようと
ノブに手をかざした時だった。



窓の外から聞いたことのない、
流の怒鳴り声のような大きな声を聞いた。



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