運命
―学校―

休日も終わりまた学校が始まった

私は教室の机に頬ずえをつきながら窓を眺めていた

不思議と鈴子から嫌がらせがなくなった

しかも鈴子は私を避ける…目があっても反らされたり…

嫌がらせがなくなって嬉しいはずなのに…鈴子に対して寂しさが込み上げる

前はあんなに私の事を妬んで何人もの女子と嫌がらせを繰り返してた

けど、今の鈴子は周りから別人のように浮いている

一緒につるんでた女子は離れて楽しそうにふざけてる
「何なのよ、このクラス!前とはまったく違うじゃん!!!」

私は苛立ちを抑えながら呟き再び目線を窓の外に移した

(卒業まで一緒だと思うと嫌気がしてくるわ!)
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