好きなのに。
ありがとう
ある日

いつものように
こうちゃんと電話をしていた。



「なぁ由美。俺な。由美のこと好きなんだ。」



「えっ???」



「俺な。嫌いな奴とは毎日毎日電話しねぇよ?」


「うん」


「仕事終わったらすぐ電話したり、メールしたり、休みの日だってずっと嫌いな奴だったら電話しないもん」





「うん」





「由美はどうなの?」




「えっ……私は…」




好きとか嫌いとか


考えたことがないから

わからなかったけど。





「私も…す………」



好きと言いかけたとたんに



こうちゃんの言葉でさえぎられた。




「ちょっと待って!俺、今度あったときに直接言いたいから答えは言わないで!!」



「あっうん」



へんなの。



でもこうちゃんの性格は大好きだよ!!




それからまたいつものように笑っていた。
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