スノー・ラヴァーズ


「ありがとう。」

思わずドロップはパッと明るい笑顔になる。
それを見てリムもまた笑顔になり、フォールも心なしか笑っているように見えた。


「はい!決まりっ!」

リムは楽しそうに号令をかけた。

その号令に合わせるかのように、スノー・ラヴァーズはいつもより優しく強く光り出す。
光は先が見えない森の中を真っ直ぐに伸びて、暗い道を照らしているようにも見える。

三人は目を合わせて笑顔で頷き、光の方へ一歩を踏み出した。




それは…泣きたくなるくらい優しく澄んだ綺麗な青い空の日だった。


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