GEE  RAIN

 
もう少しだけ

そばに行って
いいですか?


あなたのそばに。



この夏の間に



あと、少しだけ
親密に、なりたい。




俺が、仕事についても、
好きだって気持ちの事も
男としても、
いろいろ、頑張ったら


あなたは、
俺の事


みてくれますか?



一人の男として



俺にも


想いを伝える機会を
くれますか?




応えてくれますか?




まだ、『NO』を
恐れるだけの子供だけど


それでも


一歩、踏み出す俺を




あなたは



みてくれますか?





「あの…」





積年の想いを抱いて


あなたに声をかける。





振り返る、あなたは、
オレンジの逆光に掌をかざし
眩しそうに俺を見てくれる。




「あの。
ちょっとだけ、俺に
時間くれませんか?」



今度こそ、進みたくて
俺は


あの日と同じ言葉を


口にする。



「いいわよ。」




一瞬、風が過ぎって

蜩が鳴きはじめたーーーー






【FIN】







 
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