花かがり 【短編集】
彼の手紙は、最後の方は血で良く読み取れなかった。

しかし利奈は、この手紙を読んで胸に込み上げるモノがあった。

短い文章を、何度も何度も読み返していた。



誰にも話したコトのない、南十字星の話し。
なんで…

ましてや、彼になんて話したコトなどない。
一度しか会っていないハズなのに…

ロクに、会話もしていないハズなのに…


何故、知っているのかと、利奈は驚いた。





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