2度目の恋
「向井さん!!
雪降ってますよ!?
すご~い!!ホワイトクリスマスだ☆」

クスクスと後ろから聞こえる笑い声。

「何で笑ってるんですか?
なんか楽しいことありました?」

「いや?
やっぱりお子ちゃまだと思って。
雪でこんなに喜ぶなんて小学生だろ?」

「そんなことないですよ!
女の子ならだいたいの人は喜びますよ?」

「そうか?
じゃー、俺の彼女も喜んでるかもね。」

「・・・そうかもしれないですね。
おわっ!!」

なんかほんとに一瞬だけど、なんか暗い気持になってぼーっとしてしまったら
何にも無いのにつまずいてしまった。

「お前、雪ではしゃぎすぎ。
危ないだろ。
ほら。手を出せ、手を!」

「手ですか??」

私は何かをもらうつもりで両手を差し出した。

でも何も貰えなくて、代わりに

「片手でいーし。」

っと言って向井さんは私の手を引っぱった。
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