子羊ちゃんと王様
俺が走って○△公園に行くと、ベンチにヒロが座っていた。
「ヒロ!?」
「い・・・郁斗・・・くん」
鼻をすすって泣いている。
そんなヒロを見ると悲しくなる。
ヒロには笑っていて欲しいのに。
「ど・・・どうして・・・。」
「今日・・・アタシ、壱のこと考えてて、ボーっとしてて、郁斗くんと話してないことに気がついて、いつもなら郁斗君はなしかけてくれるのにっっ」
ヒロは一生懸命説明しながら、ドンドン涙が頬をつたっていた。
「ごめんっ・・・俺・・・・。」
「郁斗く・・・郁斗っっくん・・・。」
ヒロは思いっきり俺に抱きついてきた。
俺はそっとヒロを抱きしめた。
ふわふわの髪の毛と頭をポンポンとして。
ヒロはその後も泣き止まなかった。