不器用な先輩
暫くすると、一軒のバーの前に止まった。
先輩は私を降ろすと、私の手を握りバーの中にはいってく。
「菅原さん、おはようございます。」
中にいた人たちがばっと頭を下げる。
そのほとんどの人たちが、同じ高校の人たちだと分かるまで、そう時間はかからなかった。
あっ、あの人見たことある。
あの人は、隣のクラスだとか、見ていると
「彩、座れ。」
と先輩はソファーに座り自分の隣をポンポンと叩いている。
私は、そこに座れという意味だとすぐに分かり、隣に座る。