不器用な先輩


先輩は私を視界にいれると、じっと私を見てきた。


なんなのだろう。


言うなら、はやくして欲しい。


ここにたっているだけで、精一杯なのだから。


「…あの、…何、ですか?」


あぁ!にらまれた!


私はその視線に耐えられなくて下を向いた。


すると、親友?の旭先輩が


「亮!彩ちゃんが怖がってる!」


という。


< 4 / 187 >

この作品をシェア

pagetop