狼彼氏×子兎彼女

寮の前に立ち、上を見上げる。


あたし、こんな綺麗な所に

暮らしてたんだね…。


そういえば、寮をこうやって

見あげたのって初めてかも。


いろいろやってるようで、意外と

やってないことって多いものだね…。


なんて、思い出にひたるのは

これぐらいにしないと、さすがに遅れる。

あたしはぺこっと頭をさげて、

寮をあとにした。





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