ダンデライオン~春、キミに恋をする~

――――――………
―――――……




うーーーん……。

ズキズキと痛む後頭部。
目を覚ますと、見えたのは真っ白な見知らぬ天井だった。

ここは……保健室?


「イテテ……」


そっと頭を触ると、でっかいタンコブ。

これかあ。
って、あたし一体どうなったんだ?

上体を起こしたあたしは、そのまま固まって息をのんだ。



「あ、起きた」

「…………」

「どう? タンコブ、まだ痛む?」

「…………」

「ちょっと見せて?」



そう言って、大きな手があたしの髪に触れた。

その瞬間、まるで何かに弾かれたようにあたしはガバッと身を引いた。



「きゃああああ! ひッ響ッ! なな、なんで響がここにッ!?」



って、ひええええ!
あたしなに思いっきり拒否ってんのよ!



アーモンドの瞳を見開いて固まる響。

あたしのタンコブに触る予定だった手が、行き場をなくしてる。
ぎこちなく動くと、それは後ろ髪をすいて、そっと首に触れた。


「あー……っと」となにやら口ごもりながら、イスから立ち上がる響。



うわーん。
心配してくれてたに決まってるじゃん。

あたしのバカーッ!



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